1979年11月4日、大阪球場で繰り広げられた9回裏の伝説…。当時5歳だった私は、ブラウン管のテレビを家族で釘付けになって観ていました。若かりし父ちゃんが仕事を抜けて途中参加…。大阪の空と同じ曇り空、小雨、あの日の広島は肌寒かった…。
今日、2020年10月10日、マツダスタジアム…。夕暮れ時に始まった試合は、初回にこんなドラマティックな展開が待っていようとは…。
41年も前の出来事となぞらえたくなるほど、衝撃的なシーン。もしかしたら、今後語り継がれるであろう出来事だったかもしれない…。
森下の29球…。
自ら招いたノーアウト満塁のピンチ。
1・2塁にランナーを貯めてしまい、3番山田 哲人選手をあえて四球で送り出すという絶体絶命のピンチ…。
森下投手は、大きく息を吸うと、鋭い眼光でキャッチャーミットを捕らえ、明らかにギアを上げた感じ。4番村上宗隆選手は9球目のストレートで空振り三振! 続く5番青木 宣親選手は3球目ストレートを引っ掛けてボテボテ3塁ゴロ、バックホームで2アウト! 最後は6番中山 翔太選手を150キロストレートで圧巻の3球三振!
ほんま、鳥肌立ちましたよ!
魔の6回表も乗り越えて、6回105球を投げ抜き、規定投球回を超え、防御率は2.42から2.28へ。
いつの日か振り返ったとき、今日この試合が、彼にとって新人王獲得を決定づけた日であって欲しい。“江夏の21球”とは違い、優勝決定とか、メモリアルな記録には残らない試合であっても、本当に価値ある試合だったと。
カープファンとして、今日、テレビ越しに立ち会えたことを誇りに思います。
広島ドラフト1、2位コンビがそろってお立ち台 何度も見つめ合い笑顔「こんなに早く2人でここに」 - スポニチ Sponichi Annex 野球
広島のドラフト1位・森下暢仁投手(23=明大)と同2位・宇草孔基外野手(23=法大)がヤクルト戦(マツダ)でそろって大活躍。チームの勝利に大きく貢献し、試合後は仲良くお立ち台に上がった。
(スポニチアネックス、2020/10/10)
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