思わず、泣けた。  広島4 – 3阪神(8月28日)

プロ野球

『チームが勝てたことが、一番です。』(上本 崇司選手:ヒーローインタビューにて)

今シーズン初のサヨナラゲーム! プロ8年目、人生初のサヨナラ打、さらに初のお立ち台(通訳で1度経験あり)。あふれる涙をふき取ったのか、目の周りが赤く充血したままの上本選手は、一言一言、感慨深げに答えてくれました。

先発の森下 暢仁投手が7回を2失点。123球を投げ抜いて、勝利投手の権利を得てマウンドを後に。8回は塹江 敦哉投手がピシャリと3人で切るも、9回表、無失点を託されたフランスア投手の投げる球が走らず、置きに行っているのが明らか。それでは打者の餌食となって、二連打でノーアウト1、3塁絶体絶命のピンチ。しかし、次の打者をショートフライにして走者は釘付け1アウト。そうなると、もしかしてゲッツーで終了か?と期待させたところで、二遊間に強烈な打球が飛び、セカンド菊池 涼介選手が忍者飛びで球に追いついて2塁に向かうショート上本選手にグラブトス。ところが、ここのタイミングが遅かった。菊池選手のグラブに球が少し引っかかったのか? 上本選手がもっと前のめりにグラブを差し出す必要があったのか? 二遊間におけるあうんの呼吸は、タナキクに勝るものは無いのだろうて…。補給に時間をかけてしまい焦る上本選手は、体勢を崩してまでも、ゲッツー目指して1塁へ悪送球…。森下投手の6勝目が…。あゝ無情…。

そもそも、フランソア投手が、気持ちで負けていなければ、あのプレーは無かった。みんな、理由をわかっているのだけど、どうしても、上本選手に厳しい視線が向かう。そんな中で一打必勝、汚名返上、訪れたチャンス。神様の試練か、温情か…? それを彼は逃さなかった! 伏兵とまで呼ばれた男が、執念の一打を魅せてくれました! そりゃー、泣けるっしょ! 私も泣きましたよ。9歳の息子の前で、年甲斐も無く。 

広島上本が男泣き、悪送球悔しさ込めた初サヨナラ打 - プロ野球 : 日刊スポーツ
広島上本崇司内野手(30)が自身初、チームにとっても今季初となるサヨナラ打を放ち、男泣きした。同点に追いつかれた9回、1死一、二塁の好機をつくると、ベンチから… - 日刊スポーツ新聞社のニュースサイト、ニッカンスポーツ・コム(nikkansports.com)

(日刊スポーツ、2020/8/28)

広島・上本 感涙の初サヨナラ打 2年前は“通訳”だったお立ち台で主役 - スポニチ Sponichi Annex 野球
 広島は28日の阪神戦に4―3で今季初のサヨナラ勝ちを飾った。守護神・フランスアが15試合ぶりの失点で追い付かれた9回、伏兵・上本崇司内野手(30)がプロ初となる歓喜のサヨナラ打を中越えに運んだ。先発・森下暢仁投手(23)は6勝目こそ逃したものの、7回を6安打2失点の力投だった。

(スポニチアネックス、2020/8/29)

Tシャツ買うしかないな…。

最後に、森下投手。今日の経験はきっと、後々いきると信じています。

明治大学の先輩、上本選手も見せたように、何とかして勝たせたいという気持ちがチームの結束となって、強いチームへと成長するでしょう。今年のカープのキーマンは、森下投手と言っても過言ではないと思います。

大胆だった広島森下、2球種を軸で勝負/緒方孝市 - 評論家コラム - 野球コラム : 日刊スポーツ
広島のドラフト1位森下暢仁投手が7回6安打2失点、8奪三振と力投した。  ◇    ◇    ◇森下はどの球種も一級品だが、この日の組み立ては大胆だった。カッ… - 日刊スポーツ新聞社のニュースサイト、ニッカンスポーツ・コム(nikkansports.com)

(日刊スポーツ、2020/8/29)

大野豊氏 広島・森下は投球フォームの「間」が効果的 スタミナ面も成長の跡見える - スポニチ Sponichi Annex 野球
 【大野豊 視点】広島の森下はチェンジアップやカットボールといった変化球がこの日は決して良くなく、真っすぐとカーブで抑えた印象だ。ただ、真っすぐを両サイドに投げ分けることができ、特に右打者の内角へ強い真っすぐをコントロールできていた。遅いカーブも阪神の各打者にとっては「邪魔」になっているようで速球に振り遅れる場面が見ら...

(スポニチアネックス、2020/8/29)

にほんブログ村 にほんブログ村へ
にほんブログ村

コメント

タイトルとURLをコピーしました