浮上へのヒント 広島6 – 9DeNA(7月24日)

プロ野球

  流れを引き戻せなかった…。9回裏のマウンドに上がった一岡竜司投手。前日に魅せた気迫が、この日はなぜか影を潜めた。横浜の大波は、目が泳ぐ彼に次々と襲い掛かった…。

前日の好投から期待しただけに、厳しい。こうなってくると、勝利の方程式はしばらく作れそうにない。不穏なムードに大瀬良投手の緊急降板が、さらに追い打ちをかける。

しかし、冷静にこの日を振り返れば、浮上へのヒントが詰まっている。

この日、2017年ドラフト3位入団のケムナ誠投手が大瀬良投手の後を継ぎ3回を1失点で凌いだ。続いて薮田和樹投手も1回を3人ピシャリと抑える。 思うに、薮田投手は先発での経験が豊富だが、1回限定であれば、さらにその投球術が光る。188cmの長身から投げ下ろされる最速156km/hの直球と変化の大きなツーシームといった彼の特徴が、遺憾なく発揮される。

抑えの投手には、何よりも経験が必要だ。1球1球が勝負の行方を左右する。1軍での場数を踏んで、物怖じしない度胸を磨く。絶対的な抑えが不在の今、経験を積むチャンスととらえて、薮田投手に最後を任せてみるのはどうか。ケムナ誠投手には、ロングリリーフもステップアップには不可欠だ。先発を任せられる投手になる日も近い。

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