野村祐輔 投手 ラストナンバー

カード

人は時に、目に見えない不思議なチカラで結ばれていると感じることがあります。

実力は当然のこと、さらに何かが必要とされるプロ野球の世界にあって、野村祐輔投手も運命に導かれるように進むカープ戦士なのかもしれません。

彼が明治大学3年生だった2010年春、米アリゾナ州にあるドジャースの施設で春季キャンプに臨む際、運命的な出会いをしています。なんと、2008年に広島から海を渡り、ドジャースで当時活躍中の黒田博樹投手に会い、冗談ぽく『広島で会おう。』と声をかけられるのです。野村投手にとっては、中学時代に倉敷マスカット球場で黒田投手の投げる試合を観戦したことがあり、憧れの選手から声をかけられた喜びと、既に広島のスカウトからは注目されていて、広島で共闘できたらと勇気をもらったことでしょう。黒田投手からすると、海を渡る直前の2007年、甲子園の“がばい旋風”に泣いた広島県代表広陵高校のエースに思いを馳せ、ここぞとばかりに声を掛けたかったのではないでしょうか。その時、茶目っ気ある大阪人らしい黒田投手の口から出た『広島で会おう。』という言葉は、4年後、冗談では無かったのだと判明するのです。

【2012 BBM 広島東洋カープ 野村祐輔 直筆サインカード 57/57枚】

今回ご紹介するのは、野村投手ルーキーイヤーでの直筆サインカードです。57枚限定というのが、書き損じが3枚あったのね?と想わせて、初々しさが溢れています。

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