嗚呼…。嘘だろ…。9歳息子の習字が終わって帰り道に立ち寄ったオリジン弁当。一通り注文を終え、作り立て弁当を待っている間にスマホで野球速報を観て、溜息をついた。
2週続けてのオリジン弁当だが、人生2回目なのでワクワクしかない。リモートワークのお蔭で、息子の習い事のお迎えをして初めて立ち寄ったのは先週の金曜日。その日から、今日はオリジン弁当の牛焼肉弁当(肉W盛り)と決めていた。そう、我らが森下 暢仁投手の登板日を家族一緒にテレビ観戦(スカパー!)するために…。
7/31の巨人戦から6週続けて金曜日登板のローテーションを守り、先週は、7回2失点で勝利投手の権利を得ながら、9回にフランスア投手が捕まった。だから、今度こそは勝ち投手になるぞ!と意気込んでいたに違いない。
私は、毎回100球を超える森下投手の投球数の多さに危惧はしていたが、今日も何とかボールを散らして7回まではこなしてくるだろうと思っていた。というか、願っていた。
それが、初回から、いつもの森下投手では無かった…。夏場の連投による疲れからか、ボールにキレがない。何度もファールで粘られて、球数が増える。そして、3回につかまった。私がオリジン弁当で溜息をついたのは、ちょうど5点目がスマホ画面に表示された時だった。
もう、『観んとこ。』 息子もスマホ画面を覗いて、『もう、今のカープじゃ無理じゃ~。(嘆)』と言って、エコバックに入った出来立て弁当を両手に抱え、佐々岡監督の悪口を言いながら、帰宅した。
家に帰ってから、カープの話は一切せず、クイズ番組を観ながら、黙々と家族3人で弁当を食べた。本来なら、和気あいあいと、奥さんの森下投手に対するイケメン愛トークも聴きながらカープ中継を観て、楽しみだった焼肉弁当を頬張るつもりだった。それだけに、佐々岡監督への怒りが募るばかり…。
そこへ、息子から『1点返した!』との緊急情報が入る。どうやら足元に隠していたタブレットPCで情報を得ていた模様。直ぐに中継を確認する。よしっ!いいぞっ!繋がる打線。3点差、2アウトになって、大盛 穂選手の2ベースヒットでランナー2,3塁。続くピレラ選手がセンターフェンス直撃の2塁打で2人帰って1点差。あと1点、“森下投手の負けが消える”あと1点だ! この回に点を入れておかないと、継投できっと打たれて点差が広がってしまう…。今の勢いは、カープにある。ほんま、頼む! 続くバッターは、菊池 涼介選手。初回に井納投手から2ベースヒットを打っている。それでも、ピッチャーを替える様子は無い。2球ファールからの3球目、レフト前に落とす鮮やかヒットで遂に追いついた! やった!ようやった!! もう、今シーズンの応援やめるところだったよ! なぜだか、おっさんのクセに歓喜でむせび泣いた。
長々と書いてしまったが、私にとっては、この時の1点が、何物にも代えがたい、大きな1点だった。チームが一つになった瞬間だった。その後は、一喜一憂、すったもんだ。9回裏、菊池選手の5本目のヒットの時は、風呂から出て素っ裸のまま、息子と2人で抱き合って喜んだ。
本当に、長い闘いだったが、次戦は今日の14時にも行われる。やっぱり、応援しよう!!
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