6月19日(金)から始まった2020年のプロ野球。本来だったらこの日までに約65試合は終えているので、143-65=78試合をこれから消化する場合と比べて、これから120試合を消化するという意味の重さ、42試合の重さが伝わります。つまり、過密日程をいかに消化するか。一つの方法策としては、力のある先発投手がどれだけ試合を作れるか、長い回を回せるかがカギと言えるでしょう。
カープであれば、エースの大瀬良大地投手の出来がチームの浮沈に影響しますが、開幕試合、そして6月26日(金)の完投勝利と開幕から2試合連続で完投勝利をあげ、カープでは日本一となった1984年の北別府学投手以来、実に36年ぶりという偉業を成しました。長いシーズンが始まったばかりではありますが、大瀬良投手の気迫はチームを勇気づけることでしょうし、佐々岡監督の今シーズンに賭ける思いが伝わってきます。
カープOBの笘篠賢治氏、川口和久氏ともにそれぞれのコラムで触れられていますが、先発投手がいかに長いイニングを投げきれるか、エースの完投で中継ぎ陣を休ませて、リリーフに負担をかけすぎない戦いが続くことができれば、過密日程の後半戦、必ず有利になってくるとのことです。
<笘篠賢治が語るカープの見どころ7選>#4 「エース・大瀬良大地の完投数に注目せよ」|carp|編集部コラム|アスリートマガジンWEB
V奪回、そして悲願の日本一に向けて出航した佐々岡カープの見どころとは!? 全7回にわたりカープOB・笘篠賢治氏に2020年の注目ポイントを聞いていく。第4回目の今回笘篠氏が注目するのは、カープのエース・大瀬良大地について。開幕戦から完投勝利をもぎ取るなど、期待が高まるエースの今季を占ってもらった。毎年試行錯誤しながら、...
(広島アスリートマガジンWEB、2020/6/28)
100球エースの価値、大瀬良大地の完投の価値/川口和久WEBコラム | 野球コラム - 週刊ベースボールONLINE
----エースには完投してほしい開幕戦で、ただ一人の完投だった大瀬良 開幕投手はエースが務める。これは昔からの決まりのようなものだ。 3カ月遅れの開幕、6.19…。野球専門誌「週刊ベースボール」がプロ野球・高校野球・大学野球・社会人野球・ドラフト注目選手の最新情報をお届けします。
(週刊ベースボールON LINE、2020/6/23)
大瀬良投手の今シーズン、エース道の探求こそが、チーム優勝への一番の近道ということかもしれません。
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