(full-Count、2020/6/12)
(日刊スポーツ、2020/6/12)
何とも、夢のあるニュースです。米ニュージャージー州で今年3月に97歳で亡くなった男性の遺品から、非常に貴重な野球カードや写真などのコレクションが見つかりました。6月14日から、数カ月にわたってオークションに出品予定となっており、合計で数百万ドル(約数億円)の値がつくと見込まれているのだそうです。
家族は、その男性がコツコツと野球カードを集めていたのは知っていたものの、その内容と価値については亡くなるまで知らされていなかったとのこと。おじいちゃん、家族にびっくり玉手箱を開いてもらい、してやったりですね? でも、本人からすると、子々孫々まで残して欲しかったのかもですね。また、その収集方法が人と違っていて、サインをもらうために列に並んだり、金を出してカードを買ったりすることはなく、ひたすらチームや選手に自分で手紙を書いて返信封筒とともに送っていたとのこと。これって、さすがに今は無理でしょ? 現在は、カードメーカー(BBM社、エポック社など)の保証がない直筆サインカードがネットオークションに多数出品されていますが、もはやニセモノという認識、というか恐ろして全く買い手がつかないのが現状です。サインカードは、カードメーカーを通すことで、球団にも手数料が支払われていてWin Winの関係が成り立っています。直接選手からサインをもらうことが悪いわけではありませんが、それを他人に売るという行為は、それをまねる輩が増えて社会問題になった時に、選手がファンの私物に直接サインを書く行為自体が全面的に禁止される可能性があり、野球少年の夢を壊す恐れがあります。
話が少しそれてしまいましたが、おじいちゃん、決して悪い行為をしていたわけではなく、あくまでも個人で楽しむべく大切に長い年月保管していたため、今回の価値が付いたわけです。私も、趣味の野球カード収集を細々とですがコツコツ続けて、いつの日か、子から孫に伝わるようなお宝になったらいいなと思う今日この頃です。鈴木誠也選手が大リーグに行って、活躍してくれたら…。つい、お金に換算してしまいました。何とも夢いっぱいのカード収集なのでした。ちゃんちゃん。
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